昨日は残業でした


まることまるおによるレジ締めのため
過不足はー11304
お金は巡り逝くもの





まんまと草加までの終電を逃し
かろうじて竹の塚まで


選択肢、
西新井の友達からチャリ借りる
ぽーる
タクシー


あたし、散歩が好き

おさんぽ
おさんぽ

世界で生き残ったのはあたしだけー


って草加方面に歩いていたら 
環七にさしかかった

おや、こんなところに環七が
かーんーな、んな

道路標識を見てみると、直進は千住、左は日暮里、と
まさかの逆走疑惑

ここここはどこだ、あたしはここだ


明かりのついている店が2件

歌声が漏れるスナック
静まり返った大人の玩具屋

前者で!

店に入ると女性のような男が
最寄りの駅は西新井と
草加まで行きたいというと
タクシーじゃなきゃだめよと

とにかく線路の近くに向かう

工事現場の働くお父さんに方角を確認
若いからすぐ着くよと励まされ

スタート地点、竹の塚に向かう

線路沿いから離れたくなかったけど
道はまっすぐ続かない

フェンスを乗り越え
フェンスを乗り越え

あと何度乗り越えればいいのだと
交際相手に聞こうと
電話すれどまた出ず

暗くてよく見えないあの先には道があるのか
誰かにこれでいいんだよって言ってもらいたくて
わたしは一人唄います

大きな棟に見下ろされたり
工場に迷い込んだりしながらも
川を超えたら


草加

に着いた

やったー、やったぞ

国境を超えた気持ちになった
自分を誇らしく思えた

見覚えのある道
ラウンドワン
グラッチェ

車にひかれないように注意した

電話番号を確認しながら
うんうんと
      (気休めだが、)

すると


川口

に着いた


名瀬だ

近くにセブンがあった、店員のメガネ男子によると
この道を左に行って十字路を右に、ずっとまっすぐまっすぐますぐ
どこまでまっつぐ
夏目漱石の話でまっつぐ川の中までまっつぐ突き進んで死んでった神様のような男の話があったな


りなばから返事が帰って来たのに気づき、
電話
すると
女が出た
女はとても小さな声でシノブ?と私に尋ねる
刃の下に心あり!って
様子がおかしい
りなばでない
女は自分の名を名乗る
私も自分の名を名乗る

どうやらりなばの自宅に電話してしまったらしい
女は、りなばの母であった、大変すいません
しかしながら
久しぶりの会話であった


あわてて掛け直したら
同士が出た
経験者は語った
後少しの道のりを励まされ
靴流通センターを横切った

たわいのない会話を楽しんだ
しかし
寒かったんだ
コミュニティー
とうまく発音することさえ私には許されてなかったことに気づくほどに
一人では寒さを感じることが出来なくなっていた


中学の友達が結婚することを知る
カマタに彼氏が出来たことを知る


風に揺らされていた木や電線に引っかかっていた白いビニール袋が綺麗だったことを思い出す
団地の横を歩いた感覚と夢で新しいマンションが立ち並ぶ道を歩いた感覚が似ていたことを思い出す



そして、いま、足の裏がとてもイタい